社員教育の落とし穴

何に役立つか伝えていない

社員教育は、これから一人の社員として会社を盛り上げ、そして社員自身も成長を続けてほしいという意味で行われます。基本的なビジネスマナーや会話の方法、書類作成などが中心となりますが社員教育の方法は各社によって異なるのが現状です。教育を完全に外部の業者に委託して行う場合もありますし、全て自社で考えて行う場合もあります。
稀に、自社で社員教育を行う時にその内容が非常に個性的な場合があります。とある会社では白装束を着て街中を無言で歩き回るという、一見すると奇奇怪怪な方法をとっているケースもあります。問題は何の役に立つか社員に伝えられない場合で、例えばこの白装束を着て歩くというのも、実践する明確な理由が伝えられないと社員は困惑するだけです。

押しつけがましい行為は教育ではない

社員教育は、社員を洗脳するためのものではありません。社員は会社のビジョンに従って行動しなければいけませんが、何から何まで拘束される訳ではありません。例えば、経営者が熱心になっている宗教を社員にも強制的に加入させ信仰させようとするケースもありますが、これは完全に間違った行為です。我々日本国民は思想の自由、そして宗教の自由が約束されているので宗教的な思想を強引に求めるのは社員教育ではなくもはや勧誘です。
例え社員であっても、その前にあらゆる自由が約束された一人の日本国民だという意識が必要です。会社のルールを押し付けて肩身を狭くすると社員のモチベーションにも悪影響が出ますし、会社の悪評が広まる事態にもなりかねません。